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ゴマのカルシウムとセサミンの関係

ゴマに豊富なカルシウムとセサミンに相乗効果はあるの?

ゴマは、生活習慣病の予防やアンチエイジングの効果があるセサミンを含有している食品として注目を集めています。
ゴマは古くから「食べる丸薬」と呼ばれるほど健康効果が高く、様々な栄養素が凝縮されています。
ゴマは、日本人に不足しがちなカルシウムが豊富な食品としても知られています。
ゴマに含まれるカルシウムとセサミンは、体内でどのような健康効果をもたらすのでしょうか?
今回は、ゴマに含まれるカルシウムとセサミンの関係についてお話します。

カルシウムとは

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カルシウムは体内で生産ができない栄養素で、食事での摂取が必要な必須ミネラルの1つです。
体内には体重の1~2%の重さでカルシウムが存在し、その99%は骨や歯を構成しています。残り1%が、血液や細胞内に存在し、生理機能に関わっています。

カルシウムの役割は主に
(1)骨の形成
(2)情報伝達物質
(3)血液の凝固因子
です。

骨を形成する

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私たちの骨格を支える骨の70%が、カルシウムです。
カルシウムが不足すると、骨が脆くなる骨粗しょう症のリスクが高まります。

情報伝達物質

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カルシウムは細胞内で情報を伝達する、情報伝達物質として作用します。
筋肉の収縮も、カルシウムの作用によるものです。
カルシウムは脳の神経細胞でも情報伝達物質として作用し、カルシウムが不足するとイライラが募り、精神が不安定になります。

血液の凝固作用

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体の組織が傷を負った時に、血液を固めて傷を塞ぐ凝固因子として作用します。

ゴマのカルシウムの量

ゴマはカルシウムを、100gあたり1200mg含有しています。
これは、成人男子が1日に推奨される摂取量の185%に相当します。
カルシウムは鉄、亜鉛と共に日本人の食生活に不足しがちで、しかも吸収率が非常に悪い栄養素です。

カルシウムは食品により吸収率が異なり、乳製品で50%、小魚などで30%、野菜などでは15%程度に過ぎません。
ゴマは野菜と同じ植物に含まれるカルシウムなので、吸収率がとても悪いのです。
カルシウムは良質のたんぱく質、クエン酸や酢酸、ビタミンC、ビタミンDなどと一緒に摂取すると吸収率が上がります。
ゴマでカルシウムを補給する時は、これらを含む食品と一緒に摂取することをお薦めします。

セサミンとは

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ゴマに含まれるセサミンはゴマリグナンと呼ばれる、ポリフェノール性物質の一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質と、エストロゲンに似た作用のある植物エストロゲンの作用を併せ持つ物質です。
ゴマ全体の僅か1%に満たない成分ですが、体への健康作用が非常に高い栄養素です。

カルシウムとセサミンの関係

ゴマでカルシウムとセサミンを摂取すると、体内でどのような反応があるのでしょうか?
実は、更年期を迎えた女性にとって、とても嬉しい効果を発揮します。

骨粗しょう症の予防

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骨粗しょう症は、更年期を迎えた女性に多い症状です。
更年期になると、女性ホルモンの分泌が減少します。
女性の場合は、女性ホルモンのエストロゲンが骨の新陳代謝※1に関わっています。
そのため、エストロゲンの減少ともに骨のカルシウムの分解が進み、骨粗しょう症のリスクが高まります。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

セサミンは植物エストロゲンとしての作用があるので、加齢で減少したエストロゲンの代用となり、骨の新陳代謝によるカルシウムの流失を減少させます。
ゴマはカルシウムが豊富なのでセサミンと相乗効果を発揮し、骨粗しょう症のリスクを高めます。

自律神経の乱れを改善

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更年期障害でイライラや不安、倦怠感などが募り、頭痛や動悸、息切れなどの体の不調が起こるのは、自律神経を司る脳の視床下部の機能が乱れるためです。
脳の視床下部は性ホルモンの分泌もコントロールし、卵巣で生産される女性ホルモンの生産の指令を出します。
しかし、加齢により卵巣で生産される性ホルモンが指令通りに生産されなくなると、視床下部が混乱し、連動して自律神経も乱れます。

セサミンは植物エストロゲンとして、卵巣で生産されるエストロゲンの代用になるので、エストロゲンが必要な生理現象が正常化し、視床下部の混乱を抑えます。
その結果、自律神経の乱れが改善し、情緒不安や体の不調も緩和します。

また、カルシウムは自律神経でも情報伝達物質として作用し、不足すると自律神経が乱れるので、ゴマでカルシウムを補うと自律神経の機能が回復します。
ゴマはセサミンとカルシウムを同時に摂取できるので、自律神経の乱れを改善するのに役立ちます。

まとめ

ゴマはカルシウムが豊富な食品ですが、ゴマ単独での摂取は吸収率が悪いので、吸収率を高める食品や栄養素と一緒に摂取する必要があります。
カルシウムは骨の形成や、細胞内で情報伝達物質として作用します。

更年期を迎えた女性の場合、骨の形成や自律神経の働きにエストロゲンが関与しているので、植物エストロゲンの作用があるセサミンは更年期障害の緩和に効果を発揮します。
カルシウムは骨の形成や自律神経の情報伝達物質として作用するので、セサミンを含むゴマで補給すると、骨粗しょう症のリスクを軽減し、自律神経の乱れを改善します。
ゴマのカルシウムをセサミンは、更年期障害で悩む女性の健康維持に大いに役立ちます。

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