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セサミンとヒアルロン酸を一緒に摂ると効果があるの?

セサミンとヒアルロン酸を一緒に摂ると効果はあるの?

生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があり、ゴマ由来の健康食品としてサプリメントで人気を博しているセサミン。
女性は加齢と共に肌や関節の悩みを抱える人が多く、問題解決のためにヒアルロン酸を利用している方も多いと思います。
アンチエイジングに効果があるセサミンとヒアルロン酸を一緒に摂取すると、相乗効果はあるのでしょうか?
今回は、セサミンとヒアルロン酸を一緒に摂取した時の効果についてお話します。

ヒアルロン酸とは

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ヒアルロン酸は、ムコ多糖体のN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が交互に連続した構造の、高分子化合物です。
ヒアルロン酸は眼の水晶体から発見された物質で、保水力が強く僅か1gで6リットルもの水分を保てます。

ヒアルロン酸の役割

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ヒアルロン酸は眼の水晶体、軟骨、皮膚の真皮に多く存在し、組織の水分を保つ役割を果たしています。
軟骨は骨とあるようにカルシウムがあるように思われますが、カルシウムは殆どなく60~80%が水分で、ヒアルロン酸はこの水分を保持し、関節でクッションの役割を果たします。
また、真皮の保水成分であるコラーゲンも、ヒアルロン酸を内包することで肌に潤いを与えます。

ヒアルロン酸は加齢で減少する

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ヒアルロン酸は、体内にヒアルロン酸を合成する酵素があるため、体内で合成が可能です。
しかし体内のヒアルロン酸は20代をピークに徐々に減少し、代謝※1機能が低下する40歳を過ぎると急激に減少します。
体内でヒアルロン酸が減少すると、体の組織の保水力が低下するため、皮膚が乾燥しやすくなります。
また、軟骨も弾力を失い関節痛の原因になります。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の物質に変えること。

ヒアルロン酸の経口摂取

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ヒアルロン酸は軟骨の保水成分なので、加齢で痛めやすい関節の保護を目的としたサプリメントに配合されています。
しかし、ヒアルロン酸は分子が非常に大きいため、経口摂取しても腸壁を通過できません。
ヒアルロン酸は一度消化液で分解されるので、吸収後に関節の不具合が改善されるほど軟骨成分として再合成される確率は、非常に低いと考えられています。

一方、ヒアルロン酸を経口摂取すると肌の保水力が向上する実験結果は、いくつも報告されています。
そのため、サプリメントのヒアルロン酸は肌の潤いを改善する効果が見込めます。

セサミンとは

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セサミンはゴマの僅か1%に満たない栄養素で、ポリフェノール性物質のゴマリグナンの一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、女性ホルモンのエストロゲンと似た分子構造を併せ持っています。
また、セサミンは自らが抗酸化物質として作用する以外に、体内で生産される抗酸化物質のグルタチオンや、必須栄養素で同じ脂溶性の抗酸化物質のビタミンEの作用を強化します。

セサミンとヒアルロン酸は美肌に効果を発揮

女性の肌は傷つきやすい

セサミンとヒアルロン酸を一緒に摂取すると、女性にとって嬉しい美肌を実現できます。
皮膚は本来、紫外線やウィルスなどから皮膚の内側の組織を守る器官で、非常に傷つきやすく、そのため新陳代謝※2が盛んな場所です。
新陳代謝の低下は肌のターンオーバーを遅らせ、コラーゲンを作る繊維芽細胞の機能低下も引き起こし、真皮の保水力が低下します。
また、紫外線を浴びると、皮膚の内部の酸素が活性酸素※3に変わり皮膚の老化を早めます。そのため皮膚はメラニン色素を合成して紫外線を吸収しますが、これがシミの原因になります。

※2 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。
※3 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

セサミンが肌の新陳代謝を促進

女性の場合、肌の新陳代謝に女性ホルモンのエストロゲンが関与しているため、加齢でエストロゲンの分泌が減少すると、肌の新陳代謝も低下します。
セサミンは植物エストロゲンの作用があるため、加齢で分泌が減少したエストロゲンの代用となり、肌の新陳代謝や繊維芽細胞を活性化します。
その結果、若々しく弾力ある素肌を保てるようになります。

セサミンは活性酸素の除去にも効果を発揮

セサミンは、肌の細胞内で抗酸化物質として作用するグルタチオンや、肌の細胞膜で抗酸化物質として作用するビタミンEを活性化する効果があります。
そのため、紫外線で発生する活性酸素から肌の細胞を守り、肌荒れやシミを抑制できます。

ヒアルロン酸で肌の潤いを確保

セサミンによってコラーゲンを合成する繊維芽細胞が活性化するので、ヒアルロン酸を経口摂取すると、肌の保水力が向上します。
そのため、セサミンとヒアルロン酸を一緒に摂取すると、瑞々しい素肌を実現できます。

まとめ

ヒアルロン酸は皮膚の真皮や軟骨の保水成分ですが、加齢と共に体内での生産力が低下します。
ヒアルロン酸は分子が大きいため、経口摂取しても消化液で分解され、体内でヒアルロン酸として再合成される確率は非常に低く、軟骨の改善には余り効果はないと考えられます。

一方、ヒアルロン酸の経口摂取は肌の保水力向上には効果があるので、抗酸化物質と植物エストロゲンの作用を併せ持ったセサミンを一緒に摂取すると、美肌を実現できます。
セサミンとヒアルロン酸は、若々しく潤いある素肌の維持に相乗効果を発揮するとても良い組み合わせです。

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