メインイメージ
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

セサミンにアレルギーはある?

アレルギーとは

詳しい説明(クリックで展開)

アレルギーとは、本来体には無害である特定のたんぱく質に、体の免疫系が過剰に反応し、蕁麻疹や喘息、下痢、腹痛などのアレルギー反応を起こすことを言います。
これらは免疫系が体外に侵入した異物を排泄する作用なので、食物などでこのような症状が出た場合は、以後その食品の摂取を控える必要があります。
このように、アレルギー反応を起こす原因となるたんぱく質を、アレルゲンと呼びます。

アレルギーはアレルゲンが体内に蓄積され、その人の許容量を超えると突然発生すると考えられています。

セサミンはアレルゲンになるの?

詳しい説明(クリックで展開)

セサミンはゴマから抽出される栄養素で、ゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種です。
ポリフェノールはたんぱく質ではないので、セサミンがアレルゲンになることはありません。
そのため、セサミンが原因でアレルギー反応が起こることもありません。

アレルギーが出る食品

詳しい説明(クリックで展開)

幼児期にアレルギーが出る食品としてよく知られているのが、牛乳や卵です。
幼児期は免疫系が未発達なので、これらにアレルギーが出てしまう場合がありますが、成長するに従いアレルギー反応が収まる傾向にあります。
一方、成人期以降では甲殻類、小麦、そば、果物、魚介類などで発症する場合が多くなります。
このようなアレルゲンを含む食品を加工食品に使用する場合は、日本の法令で特定原材料として表示する義務があります。
特定原材料として指定されている食品は、(1)卵(2)小麦(3)海老(4)蟹(5)そば(6)落花生(7)乳の7品目です。

ゴマはアレルゲンを含む

アレルギーを起こす食品は、特定原料材として指定されている食材だけではありません。
たんぱく質がある食材であれば、ほとんどの食品がアレルゲンを含有していると考えても過言ではありません。

実はセサミンを含有するゴマは、表示義務はないものの、できれば表示した方が望ましい「特定原料材に準ずる20品目」の一つに挙げられています。
ゴマもたんぱく質が豊富なので、人によってはそのたんぱく質がアレルゲンになる可能性があります。

ゴマでセサミンを摂取するとアレルギーが出る可能性がある

ゴマは堅い外皮で覆われ、外皮は消化液で分解されません。
そのため、ゴマを噛まずにそのまま摂取しても、アレルギー反応が出ることは殆どありません。

しかし、ゴマの多くの栄養素が外皮の内側にあり、セサミンも内側の油脂成分に含まれています。
ゴマでセサミンを摂取するには、ゴマの外皮を外す必要があり、それと共にゴマのアレルゲンも一緒に外へ出てしまいます。
そのため、ゴマでアレルギー反応が出た場合は、ゴマから直接セサミンを摂取できません。

ゴマ油でセサミンを摂れるの?

セサミンは油に溶ける脂溶性の物質なので、ゴマ油にもセサミンは含まれています。
ゴマ油は圧搾でゴマの油分のみを抽出するので、たんぱく質がほとんど除かれています。
そのため、ゴマ油でアレルギー反応が出る確率は低くなります。
しかし、人によってはゴマ油に僅かに漏れたアレルゲンでアレルギー反応が出てしまう場合もあり、アレルギー反応が出たら摂取を控える必要があります。

セサミンのサプリメントでアレルギー反応は?

セサミンのみを抽出したサプリメントであれば、ゴマのアレルゲンは排除されているので、ゴマアレルギーの方でも摂取が可能です。
しかし、サプリメントの中にはセサミン以外の成分を配合しているものもあり、その成分が原因でアレルギー反応が出る場合があります。

また、脂溶性のセサミンの吸収率を良くするため、ソフトカプセルの成分はゼラチンと植物グリセリンのミックスが主流になっています。
ゼラチンは動物性タンパク質のコラーゲンが原料になっており、このコラーゲンもアレルゲンとして作用する場合があります。
食物アレルギーを持っている方は、自分がどの食材にアレルギー反応があるのかを十分理解した上で、サプリメントの購入を検討してください。

まとめ

アレルギーは、アレルゲンとなる特定のたんぱく質に免疫系が過剰反応して発症します。
セサミンはポリフェノールの一種なので、アレルゲンにはなりません。
しかし、セサミンを含むゴマは、アレルギー反応を起こす確率が高い特定原材料に準ずる食品なので、ゴマでアレルギー反応が出る場合があります。

また、セサミンをサプリメントで摂取する場合も、その配合している成分でアレルギー反応が出る場合があります。
既に何かの食品でアレルギーが出ている方は、セサミンを摂取する際に配合成分をよく確認する必要があります。

この記事に関連する記事はこちら