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セサミンと一緒に摂りたいノコギリヤシ

セサミンとノコギリヤシは相性が良い

ゴマの有効成分として、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果があることで注目を集めているセサミン。
最近では各社から様々なセサミンのサプリメントが販売されており、健康維持に既に愛用している方も多くいます。
セサミンには相性が良い健康食品がいくつかあり、ノコギリヤシもその一つ。
ノコギリヤシは主に男性機能を改善する効果があるため、単独でもサプリメントとして販売されていますが、セサミンと一緒に摂取することで相乗効果を発揮します。
今回は、セサミンとノコギリヤシの相乗効果についてお話します。

ノコギリヤシとは

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ノコギリヤシはソウルパルメットとも呼ばれるヤシの一種で、アメリカの大西洋側南部の固有種で、メキシコ湾一体にかけ砂浜に生息しています。
葉は簡単に人の皮膚を傷つけるほど、細かく鋭い刺で覆われていることから、和名が付けられています。
成長が極端に遅い一方で、非常に長寿で樹齢が500~700年と推定されるものもあります。
私たちがノコギリヤシとしてサプリメントで用いるのは、ノコギリヤシの実の部分です。

ノコギリヤシの歴史

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ノコギリヤシは古くから北米の原住民の間で、強壮作用や利尿作用のあるハーブとして用いられていました。
19世紀にノコギリヤシが前立腺肥大に効果があることが知られるようになり、中国では「棕櫚子(シュロシ)」という名で、泌尿器改善に効果のある漢方薬として用いられています。

1990年に、フランスのシャンポール博士が「前立腺肥大に効果がある」という報告をしたことで、本格的な医学研究がなされるようになりました。
現在ヨーロッパでは、ノコギリヤシのエキスが前立腺肥大の医療薬として用いられているほか、ドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物評価委員会)はノコギリヤシを定期的に摂取する場合は医師の指導が必要としています。

ノコギリヤシの成分

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ノコギリヤシの実はラウリン酸・リノール酸・オレイン酸などの各種脂肪酸と、植物ステロールのβシトステロール、ステロイドサポニン、ステロールエステル、タンニン、オクタコサノールなどの化合物を含有しています。

ノコギリヤシの効能

ノコギリヤシは主に
(1)性ホルモンの調整
(2)排尿障害の改善
(3)コレステロールの低下
に、効果を発揮します。

性ホルモンの調整作用

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ノコギリヤシは、性ホルモンのバランスを調整する作用があると言われています。
特に加齢が原因で男性ホルモンのテストステロンの生産量が低下すると、5α-リダクターゼという酵素が活性型の男性ホルモンであるジヒドロテストステロンを作り出します。
ジヒドロテストステロンが増えると、前立腺肥大や男性型脱毛症の原因になります。
ノコギリヤシのβシトステロールとオクタコサノールには、5α-リダクターゼの作用を抑制する作用があり、ジヒドロテストステロンの発生を抑制します。

排尿障害の改善

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ノコギリヤシのオレイン酸・ラウリン酸・ミリスチン酸・リノール酸・パルミチン酸などの遊離脂肪酸が、膀胱と前立腺の筋肉に存在する受容体に結合することで、前立腺の異常収縮を抑制し、排尿障害を改善します。

コレステロールの低下

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ノコギリヤシは小腸からのコレステロールの吸収を抑制し、血液中の中性脂肪やコレステロールを分解する作用があります。

セサミンとノコギリヤシの相乗効果

セサミンはゴマ全体の僅か1%に満たない栄養素で、ポリフェノール性物質のゴマリグナンの一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質と、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似た植物エストロゲンの作用を併せ持っています。
セサミンとノコギリヤシがどのような相乗効果を発揮するのか、詳しく見てみましょう。

前立腺肥大と男性型脱毛症の抑制

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前立腺肥大も、男性型脱毛症も、5α-リダクターゼが生産するジヒドロテストステロンが原因です。
ジヒドロテストステロンが前立腺の細胞にある受容体に結合すると、細胞分裂が活性化して肥大化し、尿道を狭めてしまいます。
また、ジヒドロテストステロンが男性の毛根にある受容体に結合すると、毛が成長途中でもその成長を止め、退行期に移行させそのまま抜け落ちてしまいます。

ノコギリヤシのβシトステロールとオクタコサノールは5α-リダクターゼの作用を抑制し、ジヒドロテストステロンの生産量を減らします。
セサミンも植物エストロゲンとしての作用が有るため、5α-リダクターゼの作用を阻害します。
そのため、セサミンとノコギリヤシを一緒に摂取すると、加齢によるジヒドロテストステロンの生産が減り、前立腺肥大や男性型脱毛症を抑制できます。

動脈硬化の予防

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ノコギリヤシに含まれるステロイドサポニンは腸内でコレステロールを分解し、小腸からコレステロールが吸収されるのを阻害する作用があります。
また、ノコギリヤシは血中コレステロールを下げる作用がある、必須脂肪酸のリノール酸とオレイン酸を含有しています。
セサミンも小腸からコレステロールが吸収されるのを抑制し、さらに肝臓でのコレステロールの合成も阻害する作用があり、血中コレステロールを下げる作用があります。

また、セサミンは、コレステロールが血管内壁に付着し血栓を作り、活性酸素※1で過酸化脂質になることを防ぐビタミンEを活性化する作用もあります。
セサミンとノコギリヤシを一緒に摂取すると、血中コレステロールが減少して血液がサラサラになり、動脈硬化のリスクを軽減します。

※1 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合することで物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

セサミンとノコギリヤシを配合したサプリメント

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セサミンとノコギリヤシが共に前立腺肥大とコレステロールの低下に効果があることから、セサミンとノコギリヤシを一緒に配合されたサプリメントも販売されています。
実は、これも非常に合理的で、ノコギリヤシの有効成分である脂肪酸は非常に酸化しやすく、そのままでは保存が効きません。
そのため、従来のノコギリヤシのサプリメントでは安定剤や酸化防止剤などの添加物が使用されています。

一方、セサミンは脂溶性の抗酸化物質なので、脂肪酸が豊富なノコギリヤシのエキスの酸化を抑制し、サプリメントの劣化を防ぎます。
セサミンはゴマに含まれる天然の成分なので、添加物のような危険性はありません。

まとめ

ノコギリヤシは各種脂肪酸やβシトステロール、オクタコサノール、 ステロイドサポニンなどが有効成分となり、 前立腺肥大や男性型脱毛症、排尿障害改善、コレステロールの減少に効果を発揮します。
セサミンも植物エストロゲンの作用があるので、ノコギリヤシと共に前立腺肥大や男性型脱毛症の原因となる5α-リダクターゼの作用を抑制する働きがあります。
また、ノコギリヤシもセサミンも小腸からのコレステロールの吸収を抑え、肝臓でコレステロールの生産を抑制する作用があるので、動脈硬化のリスクを軽減します。

さらに、サプリメントとしてセサミンとノコギリヤシを一緒に配合すると、セサミンの抗酸化作用がノコギリヤシの有効成分の酸化を抑制します。
セサミンとノコギリヤシは、年配の男性の生理機能や健康維持に、とても相性の良い組み合わせです。

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