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ゴマの脂質とセサミンの関係

ゴマの脂質は健康にいいの?

ゴマは古くから健康効果の高い食品として知られ、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果のあるセサミンをはじめとした各種栄養素を豊富に含有しています。
一方、ゴマはゴマ油からも分かるように、脂質の多い食品です。
ゴマ油は健康に良いと言われますが、ゴマの脂質も健康に良いのでしょうか?
今回は、ゴマに含まれる脂質とセサミンの関係についてお話します。

脂質とは

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脂質は糖質やたんぱく質よりも熱量が多く、肥満の原因となるので忌み嫌われますが、体のエネルギー源として必要不可欠な栄養素です。
また、細胞を仕切る細胞膜や皮膚を外の環境から守る皮脂、各種ホルモンの材料にもなります。
さらに、油と一緒でないと体内に吸収が困難な脂溶性ビタミンのビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの吸収を助ける役割もあります。

脂質の分類

脂質は炭素、水素、酸素が結合してできた化合物です。
脂質は脂肪酸を結合する炭素の構成によって、大まかに4種類の脂肪酸として分類され、それぞれ性質が異なります。
その分類は
(1)飽和脂肪酸
(2)ω-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)
(3)ω-6系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)
(4)ω-9系脂肪酸(一価不飽和脂肪酸)
です。

飽和脂肪酸

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飽和脂肪酸は動物性の食品に多く、常温で固体であることが多い脂質です。
過剰摂取すると、血栓ができやすくなります。
一方で、酸化に強い性質があります。

ω-3系脂肪酸

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ω-3系脂肪酸は、水素原子のペアが1つ失われた脂肪酸です。
ω-3系脂肪酸は体内で生産できないため、食品などで摂取が必要な必須脂肪酸です。
常温では液体で、青魚に豊富で健康に良いとされるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)もω-3系脂肪酸に分類されます。
酸化しやすく、劣化が早い性質があります。

ω-6系脂肪酸

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ω-6系脂肪酸は、水素原子が2つ以上失われている脂肪酸です。
ω-6系脂肪酸も体内で生産できないため、食品などで摂取が必要な必須脂肪酸です ω-3系脂肪酸と同様に、酸化しやすい性質があります。
日本人は、ω-6系脂肪酸の摂取が過剰であると言われています。

ω-9系脂肪酸

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ω-9系脂肪酸も、水素原子が2つ以上失われている脂肪酸です。
ω-6系脂肪酸と異なり、体内で合成でき、常温で液体です。
加熱や酸化にも強いのですが、飽和脂肪酸よりは酸化しやすい性質があります。

ゴマの脂質の内容

ゴマはゴマ油の原料になることからも分かるように、非常に脂質が多い食品です。
品種にもよりますが、全体の5~6割が脂質です。
ゴマの脂質のうち、46.8%がω-6系脂肪酸のリノール酸、ω-9系脂肪酸の39.8%がオレイン酸で、その他リノレン酸、パルミチン酸、アステリン酸を含有しています。
そのため、ゴマ油の健康効果はリノール酸とオレイン酸の影響が大きいと言えます。

リノール酸の効果

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リノール酸は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを減らす作用があり、血液をサラサラにする作用があります。
ただし、過剰に摂取すると、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールも減らしてしまうため、動脈硬化のリスクが高まります。
ω-3系脂肪酸と一緒に摂取すると、心筋梗塞などのリスクを軽減する効果があります。

また、シミの原因となるメラニン色素の合成を抑制する作用があるので、美肌効果もあります。

オレイン酸の効果

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オレイン酸はLDLコレステロールを減らすと共に、血管内のコレステロールを回収するHDLコレステロールを増やす作用があり、動脈硬化のリスクを減らす効果があります。
また、皮脂の41%がオレイン酸で皮膚の健康を守る作用もあります

さらに、小腸での吸収率が悪い一方で、糞便を柔らかくする作用があるので便秘予防になります。

セサミンとゴマの脂質の関わり

セサミンはゴマの脂質の酸化を防ぐ

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ゴマの種子は酸化しやすいリノール酸を多く含んでいるにもかかわらず、長期間保存したゴマの種子の発芽率は悪くなりません。
また、ゴマ油は他の食用油に比べ、酸化による劣化が遅いと言われています。

ゴマの酸化を抑制しているのが、ゴマの成分の1%未満と言われるセサミンをはじめとしたゴマリグナンです。
ゴマリグナンはゴマに含まれるポリフェノール性の物質の総称で、抗酸化作用と植物性エストロゲン作用を併せ持った栄養素です。
そのため、ゴマ油に酸化しやすいリノール酸が多くとも、ゴマリグナンの抗酸化作用で酸化を防いでいます。

セサミンは血中のコレステロールを減らす

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セサミンは小腸で吸収されるコレステロールや、肝臓で合成されるコレステロールを減らす作用があります。
ゴマの脂質の大部分を占めるリノール酸やオレイン酸も、血中のコレステロールを減らす作用があるので、血液をサラサラにし動脈硬化のリスクを軽減します。

女性の肌の健康を守る

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ゴマの脂質は、肌をウィルスや乾燥から守る皮脂や細胞間脂質に使用されたり、皮膚の細胞膜を構成するリン脂質の材料として使用されたりして、肌の健康を守ります。
女性の場合、女性ホルモンは肌の新陳代謝※1にも関与しているので、更年期を迎え女性ホルモンの分泌が減少すると、肌のツヤやハリが失われてしまいます。
セサミンは更年期に減少する女性ホルモンの代用になる植物エストロゲンとして作用し、皮膚の新陳代謝を促進します。

※1 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を保つ生理現象のこと。

また、セサミンやゴマの脂質で血中コレステロールが減少すると血行が促進し、肌に栄養を届ける毛細血管の末梢まで血液が流れるようになります。
その結果、肌の血行が良くなり、肌の新陳代謝に必要な十分な栄養が行き渡るので、若々しい肌を保てるようになります。

まとめ

ゴマは脂質が多く、全体の5~6割を占めますが、その主成分はリノール酸とオレイン酸です。
ゴマの成分の1%に満たない抗酸化物質であるセサミンは、酸化しやすいリノール酸やオレイン酸を酸化から守り、ゴマやゴマ油の劣化を防ぐ役割があります。
また、リノール酸とオレイン酸、さらにセサミンは血中のコレステロールを下げる効果があり、生活習慣病である動脈硬化のリスクを軽減します。

さらに、リノール酸やオレイン酸は肌の健康を維持する効果があり、セサミンも植物エストロゲンとして女性の肌の新陳代謝を促進する作用があり、美肌効果を発揮します。
セサミンを含むゴマの脂質は生活習慣病の予防や、美肌効果があるので、健康維持のために積極的に日々の食事に採り入れることをお薦めします。

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