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ごまの種類でセサミンに違いはあるの?

ゴマの種類で栄養に違いはあるか?

ゴマ全体の僅か1%に満たない栄養素でありながら、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果を発揮することで注目を集めているセサミン。
ゴマには白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどの種類があり、料理によって使い分けられますが、セサミンはゴマの種類によって違いはあるのでしょうか?
今回は、ゴマの種類とセサミンの関係についてお話します。

ゴマの種類

ゴマは植物学上では、全世界に3000種以上が存在し、栽培が容易なため世界各国で生産されています。
現在、日本国内の自給率は0.1%なので、国内に流通している99.9%は外国産です。
ゴマは生産地により栽培される種が異なりますが、ゴマは種子の外皮の色の違いで白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマの3種類に大別されます。

色の違いは産地の違いにも表れる

白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマはそれぞれ生産される地域が異なります。

(1)白ゴマ(クリックで展開)

温帯や亜熱帯を好み、東南アジアや北米、中南米、北アフリカなどで生産されます。

(2)黒ゴマ(クリックで展開)

アジアでの需要が多く、それに伴い東南アジア、インド、中国などで多く生産されます。

(3)金ゴマ(クリックで展開)

地中海沿岸や、トルコをはじめとした中近東で栽培されています

ゴマは色以外に何か違いがあるのか??

ゴマは料理で彩を添えたり、風味を加えたりするので、料理によりゴマは使い分けられます。
一方、栄養素の違いはあまり議論されません。
産地や種が違うのであれば、栄養素の内容も違っていそうですが、実際に違いはあるのでしょうか?

栄養素の違いはほとんどない

詳しい説明(クリックで展開)

結論から先に言うと、各ゴマの種類に含まれる必須栄養素に大きな違いはありません。
細かく言えば、白ゴマと金ゴマは黒ゴマに比べ脂質がやや多めです。
セサミンはゴマの脂質に含まれているので、白ゴマや金ゴマの方がセサミンは多いと考えられますが、その差は僅かなので、種類によるセサミンの量も大差は無いと考えられます。

ただし、白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマはそれぞれ細かな違いがありまます。

白ゴマは必須脂肪酸が多い

詳しい説明(クリックで展開)

ゴマの脂質の大部分がω-6系脂肪酸のリノール酸と、ω-9系脂肪酸のオレイン酸です。
そのうちリノール酸のω-6系脂肪酸は体内で合成ができないため、必須脂肪酸として食事で補わなければなりません。

白ゴマはこのリノール酸の含有量が、黒ゴマと金ゴマに比べ高い傾向があります。
これらの脂肪酸は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを下げる効果があるので、動脈硬化のリスクを軽減します。

黒ゴマはタンニンを含む

詳しい説明(クリックで展開)

黒ゴマは紫外線の害から種子の内部を守るために、外皮を黒くして紫外線を吸収しています。
実は、最近の研究で黒ゴマの種子の色は、抗酸化物質として作用するポリフェノール類のカテコール系タンニンによるものだと判明しています。
黒ゴマが白ゴマや黒ゴマに比べやや苦いのは、このタンニンの影響です。

一方、ゴマに含まれるセサミンはゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性の物質の一種で、抗酸化作用のある栄養素です。
セサミンは体内に吸収されると、肝臓でタンニンと同じカテコール体に代謝※1され、抗酸化物質として作用します。
黒ゴマを摂取すると、セサミンとタンニンの効果により体内で発生する活性酸素※2の害から体を守る効果が高まります。

※1 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、違う性質の物質に変えること。
※2 活性酸素とは、電子が欠損した物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合することで物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。

金ゴマはフラボノイドと脂質が豊富

詳しい説明(クリックで展開)

金ゴマの外皮には、芳香族化合物に属し、非常に強い抗酸化作用を持つフラボノイドを多く含みます。
そのため、セサミンと共に体内で発生する活性酸素を抑制する効果があります。
また、フラボノイドはアミノ基と結合すると中和反応を起こし、消臭効果を発揮します。

一方、金ゴマは白ゴマ、黒ゴマに比べ脂質がやや多く、その分焙煎すると香りが強くなります。

まとめ

セサミンを含有するゴマは世界で3000種類以上あり、栽培される地域や種類によって白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマに大別されますが、必須栄養素の含有量に大差はありません。

白ゴマは脂質に必須脂肪酸のリノール酸がやや多く、血中のLDLコレステロールを減少させます。
黒ゴマの外皮にはタンニン、金ゴマの外皮にはフラボノイドが含まれます。
タンニンとフラボノイドは共に体内で抗酸化物質として作用するので、同じ抗酸化物質のセサミンと共に体内で活性酸素の除去に効果を発揮します。

白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマにセサミンや必須栄養素の含有量に大差は無いので、その日の料理に合わせて使い分け、あなたの健康維持にお役立て下さい。

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