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セサミンと一緒に摂りたい高麗人参

セサミンと高麗人参を一緒に摂取すると効果はあるの?

ゴマ由来の健康成分で、生活習慣病やアンチエイジングに効果があることで人気のセサミン。
一方、古くから不老長生の妙薬として親しまれている健康食品に高麗人参があります。
セサミンと高麗人参を一緒に摂取すると相乗効果はあるのでしょうか?
今回は、セサミンと高麗人参の相乗効果についてお話します。

高麗人参とは

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高麗人参(朝鮮人参)の正式名はオタネニンジンで、ウコギ科の多年草です。
私たちが野菜として食べるニンジンはセリ科なので、高麗人参とは全くの別物です。
高麗人参は漢方薬として古くから用いられ、本来人参と呼ばれていたのは高麗人参の方です。
江戸時代に私たちが野菜として食べる西洋ニンジンが渡来し、形が高麗人参に似ていたため、庶民に浸透するに従い、西洋ニンジンがニンジンと呼ばれるようになりました。

高麗人参の有効成分

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高麗人参の有効成分は、ジンセノサイドと呼ばれる30種類以上のサポニン群です。
サポニンを含む植物は多くありますが(大豆やゴボウなど)、高麗人参特有のサポニンをジンセノサイドと呼びます。
このジンノセサイドが高麗人参に生成されるには4年の歳月が必要で、6年ものが最も含有量が多くなり「六年根」と呼ばれ珍重されます。
しかし、それ以降は有効成分が減ってしまうので、六年根が最高級品です。

また、各種アミノ酸、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛といった必須栄養素も豊富なので、これらがジンセノサイドと相乗効果を発揮します。

高麗人参の健康効果

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高麗人参は古くから「漢方薬の王様」として生薬に用いられ、漢方薬の書『神農本草経』でも上品に挙げられています。
漢方では滋養強壮、疲労回復、胃腸の強化、精力増進効果があると言われ、虚弱体質の改善や新陳代謝機能の向上、食欲不振、下痢や嘔吐を改善する効果があるとされています。

一方、高麗人参のサポニンは広く溶血作用があることが知られています。
また、ジンセノサイドと呼ばれる高麗人参のサポニン群は、その種類で作用が異なり、強心作用や利尿作用、去痰作用、動脈硬化の予防、自律神経の改善などに効果を発揮します。

セサミンと高麗人参の相乗効果

セサミンはゴマ由来の栄養素で、ゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似た植物エストロゲンの作用も併せ持っています。
セサミンと高麗人参を一緒に摂取すると、相乗効果を発揮し
(1) 動脈硬化の予防
(2) 脳の老化予防
(3) 美肌
に、効果を発揮します。

動脈硬化の予防

動脈硬化の原因

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動脈硬化は、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールが増え、血液がドロドロになることが原因です。
血液がドロドロになると、中性脂肪やLDLコレステロールが血管に付着し血栓を作ります。そして活性酸の影響で過酸化脂質化し、自らも活性酸素を※1放出します。
活性酸素は周囲の血管の細胞を傷つけて炎症を起こし、やがて血管が繊維化して硬く脆くなり、動脈硬化のリスクを高めます。

※1 活性酸素とは、呼吸によって体内に発生する物質。ストレスや喫煙などが原因で増えすぎると細胞を酸化させてしまう。

高麗人参とセサミンはコレステロールを減らす

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高麗人参のサポニンやセサミンは、小腸からのコレステロールの吸収を阻害する作用があります。
また、セサミンは肝臓でのコレステロールの合成を阻害し、サポニンはコレステロールの分解や排出を促進する作用があるので、血中のコレステロールが減少します。
さらに、セサミンは、中性脂肪やLDLコレステロールの酸化を防ぐビタミンEを強化する作用があるので、血栓ができ難くなり、動脈硬化のリスクを軽減します

脳の老化予防

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加齢で代謝※2機能が低下すると、脳で作用する脳内ホルモンの分泌が低下することが知られています。
高麗人参のジンセノサイドのRb1と呼ばれるサポニンは、記憶力や学習で神経伝達物質として働く、脳内ホルモンのアセチルコリンの分泌を促す作用があります。
また、高麗人参に豊富なカルシウムや亜鉛は、脳の神経細胞で情報伝達物質として作用するので、脳の機能を維持できます。

※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、他の性質の物質に変えること。

また、脳内では加齢と共にβアミロイドと呼ばれる活性酸素を放出する特殊なたんぱく質が蓄積され、脳の神経細胞を徐々に破壊します。
これが続くと脳が委縮し、アルツハイマー型認知症を発症します。
セサミンは、脳で抗酸化物質として作用するグルタチオンやビタミンEを活性化するので、活性酸素から脳の神経細胞を守り、脳の老化を予防します。

美肌効果

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皮膚は本来、紫外線やウィルスから皮膚の内側の組織を守る器官なので傷つきやすく、新陳代謝※3が盛んな場所です。
高麗人参のジンセノサイドのサポニンの中には、新陳代謝でたんぱく質の合成を促進するものがあり、高麗人参に豊富な亜鉛も皮膚の新陳代謝に必要な栄養素です。
また、皮膚が紫外線を浴びると皮膚の細胞内の酸素の電子が弾き飛ばされ、活性酸素が生産されます。活性酸素が皮膚の細胞に結合すると変質し、皮膚の劣化を招きます。

※3 新陳代謝とは、古い細胞を分解し、細胞分裂で新しい細胞に入れ替えることで、組織の機能を維持する生理現象のこと。

セサミンは皮膚の酸化を防止するビタミンEや、細胞内で抗酸化物質として作用するグルタチオンを活性化するので活性酸素が除去され、皮膚の劣化を防ぎます。

また、女性の場合は女性ホルモンのエストロゲンが皮膚の新陳代謝に関与しているので、更年期を迎えると肌の劣化が進みやすくなります。
セサミンは植物エストロゲンの作用があるので、更年期で減少したエストロゲンの代用となり、肌の新陳代謝を改善するので美肌の維持を手助けします。

まとめ

高麗人参はジンセノサイドと呼ばれるサポニン群が有効成分で、他にも各種ミネラルをはじめとした栄養素が豊富です。
抗酸化物質のセサミンと高麗人参を一緒に摂ると、ジンセノサイドの多彩な生理作用が発揮され、動脈硬化の予防や脳の老化予防、美肌に相乗効果を発揮します。
セサミンと高麗人参を上手に活用し、あなたの健康維持にお役立てください。

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