一緒に配合されている成分でセサミンを選ぶ
セサミンは配合される成分で効果が違う
ゴマの稀少な栄養素として、アンチエイジングや健康増進に効果があることで人気のセサミン。
メーカー各社から様々なタイプのセサミンのサプリメントが販売されていますが、それらのサプリメントの中にはセサミン以外の成分が配合されている場合があります。
セサミンに配合される成分によって、セサミンの効果に何か違いがあるのでしょうか?
今回は、配合される成分で、セサミンを選ぶ際の注目点についてお話します。
セサミンとはどんな栄養素
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セサミンはゴマ全体の僅か1%にも満たない栄養素で、ゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、体内で発生する有害な活性酸素※1の除去に効果を発揮します。
また、セサミンは分子構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ており、植物エストロゲンとしてエストロゲンの代用になります。
さらに、セサミンは脂肪やコレステロールを減らし、アルコールの代謝を助け二日酔いを予防する効果もあります。
※1 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。
セサミンに配合される成分
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セサミンは1つの栄養素で、様々な健康効果があるので、配合する栄養素によっては相乗効果を発揮し、さらなる健康効果を高めます。
ただし、サプリメントは医薬品ではなく健康食品なので、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、旧薬事法)により、効能表記ができません。
また、科学的な根拠があり、特定の目的に効果がある栄養素に限り、販売者の責任によって表記ができる機能性表示食品制度ができましたが、表現にはかなりの制限があります。
そのため、栄養素が表示されていても、健康オタクではない素人には、どんな効果があるか分からない場合がほとんどです。
セサミンに配合されている栄養素にはどのようなものがあり、どのような効果があるか詳しく見てみましょう。
ビタミンE
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ビタミンEは、セサミンと同じ脂溶性の抗酸化物質です。
セサミンが主に肝臓で作用するのに対し、ビタミンEは体内の様々な場所で活性酸素の除去を行います。
セサミンはビタミンEを活性化する効果があり、体内の抗酸化物質の除去を強力に行い、アンチエイジングや体質改善に効果を発揮します。
EPA・DHA
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EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、ω3系脂肪酸に属する必須脂肪酸です、 EPA・DHAは体内で悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールや、脂肪を減らす効果があります。
セサミンも脂肪やコレステロールを減らす作用があるので、相乗効果で肥満や高脂血症の予防効果を高めます。
また、EPA・DHAは非常に酸化しやすい特性がありますが、抗酸化物質であるセサミンを配合すると、酸化防止剤を使用しなくても保存期間を長くできます。
セサミンにEPA・DHAを配合したサプリメントの詳しい効果>>
ノコギリヤシ
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ノコギリヤシはヤシ科の植物で、年配男性に多い前立腺肥大の予防に効果がある成分です。
ノコギリヤシは前立腺肥大を引き起こす、悪性男性ホルモンのジヒドロテストステロンの合成を促す5α-リグクターゼという酵素の働きを抑制する効果があります。
セサミンの植物エストロゲンとしての作用も、5α-リグクターゼの働きを阻害するので、男性の尿の悩みを改善します。
セサミンにノコギリヤシを配合したサプリメントの詳しい効果>>
プロポリス
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プロポリスは蜜蜂が体内で植物の樹脂から合成する成分で、非常に強い抗菌・抗炎症作用のある成分です。
体の炎症は活性酸素が原因で発生することが多く、抗酸化作物質のセサミンにプロポリスを配合すると炎症を抑制できます。
また、血行も改善するので、腰痛や肩こりの改善、免疫力向上に効果を発揮します。
ローヤルゼリー
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ローヤルゼリーは、働き蜂が女王蜂や女王蜂になる幼虫に与えるためだけに分泌する栄養素です。
ローヤルゼリーのデセン酸は、エストロゲン様物質と血糖値を下げるインスリン様物質の作用を併せ持ち、更年期障害や糖尿病、動脈硬化の予防に効果を発揮します。
セサミンも植物エストロゲンと、動脈硬化の原因となる肥満やコレステロールを抑制する作用があるので、更年期障害や肥満に悩む女性におススメです。
セサミンにローヤルゼリーを配合したサプリメントの詳しい効果>>
アスタキサンチン
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アスタキサンチンはビタミンEの約1000倍もの抗酸化作用のある脂溶性の栄養素で、眼病や、活性酸素による脂肪の過酸化脂質※2化を予防する作用があります。
一方、アスタキサンチンは非常に酸化しやすいという欠点があります。
同じ脂溶性の抗酸化物質のセサミンを配合することで、体内の活性酸素を強力に除去し、保存中のアスタキサンチンの酸化を防ぐ効果があります。
※2 過酸化脂質とは酸化した脂肪のことで、分解し難くなる以外に、自ら活性酸素を放出するので炎症や動脈硬化の原因になります。
セサミンにアスタキサンチンを配合したサプリメントの詳しい効果>>
まとめ
セサミンは脂溶性の抗酸化物質と、植物エストロゲンの作用を併せ持ち、脂肪やコレステロールの減少に効果があります。
そのため、メーカー各社では他社との差別化と、機能性の特化を目的に様々な栄養素や成分を配合したセサミンのサプリメントが販売されています。
但し、法律の関係上、販売されているサプリメントに詳しい効能は表記できないため、自分の健康にはどのような成分が相応しいかは、自分で調べる必要があります。
この記事で、自分の健康増進にどの成分を配合したセサミンが相応しいか、ご検討の参考にしていただければ幸いです。
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