セサミンの摂取に最適な時間は?
セサミンの摂取にタイミングはあるの?
ゴマ由来の成分で、アンチエイジングや生活習慣病の予防に効果があることで人気のセサミン。
そのため、各社から様々なタイプのセサミンのサプリメントが販売されています。
医薬品はその効果を十分に発揮するために、服用時間が決まっていますが、サプリメントのセサミンの摂取に最適な時間はあるのでしょうか?
今回は、セサミンを摂取するタイミングについてお話します。
セサミンとは
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セサミンはゴマから抽出される栄養素で、ゴマリグナンと呼ばれるポリフェノール性物質の一種です。
セサミンは油に溶ける脂溶性の抗酸化物質で、体内で発生する有害な活性酸素※1を除去する作用があります。
また、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ており、体内でエストロゲンの代用として働く植物エストロゲンの作用もあります。
※1 活性酸素とは電子が欠損し物質として不安定な酸素のこと。他の物質と結合して物質としての安定化を図るため、普通の酸素に比べ化学反応が早い性質があります。
セサミンは医薬品ではないので摂取の時間は自由
医薬品は病気を治すために用いられるもので、即効性が求められます。
そのため、服用のタイミングも決められています。
一方、セサミンはゴマから抽出される天然成分で、医薬品のような人工的な化学成分ではありません。
サプリメントで販売されるセサミンは健康食品で、摂取することで徐々に体質を改善し健康効果を得る成分なので、医薬品のような即効性もありません。
そのため、摂取のタイミングも特に設けられていないので、摂取は自分の都合の良いタイミングで問題ありません。
セサミンは食事と一緒に摂取すると吸収力が上がる
セサミンは、脂溶性の栄養素です。
ビタミンAやビタミンEなど、脂溶性の栄養素は油と一緒に摂取すると小腸からの吸収が高まります。
セサミンのサプリメントは通常、ゼラチンの中に食用油脂が詰まったカプセルタイプがほとんどで、セサミンの吸収率を高めています。
しかし、脂質を含む通常の食事と一緒に摂取した方が、体の消化吸収力が高まっているので、セサミンの吸収率も高まります。
セサミンは体内に長く留まりやすい
- 詳しい説明(クリックで展開)
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セサミンは必須栄養素ではないので、1日に必要な摂取基準はありません。
一般に、セサミンの健康効果を得るには1日に8~10mgの摂取が目安と言われています。
脂溶性の栄養素は、体内の脂質に侵入し長く体内に留まり作用することが知られています。
また、セサミンはそのままでは抗酸化物質としてほとんど作用せず、肝臓に運ばれカテコール体に代謝※2されることで、漸く抗酸化物質として活性化します。
そのため、効果が発揮されるまで他の栄養素に比べ多少時間が掛かります。
セサミンは継続して摂取することで、徐々に体質を改善する栄養素です。
そのため、セサミンを摂取し忘れたからといって、次の機会にまとめて摂取する必要はありません。
※2 代謝とは、ある物質を体内の化学反応で、別の性質の物質に変えること。
セサミンはお酒を飲む時に摂取する
また、お酒を飲む時は、おつまみとして脂っこい料理を食べる機会が多くなります。
セサミンをこのタイミングで摂取すると、体内の吸収率が高まります。
セサミンは、肝臓でアルコールを代謝する際に必要なアセトアルデヒド脱水素酵素の発現量を3~4倍に高め、アルコールの代謝を促進し二日酔いや悪酔いを予防します。
また、セサミンは脂っこい食品に含まれるコレステロールの小腸からの吸収を抑制する作用があります。
さらに、アルコールの代謝でエネルギー生産が低下した肝臓に働きかけ、その間の脂肪の蓄積を予防する作用もあるので、アルコールによる脂肪肝も抑制できます。
まとめ
セサミンは医薬品の成分ではなく、ゴマから抽出される天然の栄養素なので決まったタイミングで摂取する必要はなく、自分の都合の良いタイミングで摂取できます。
セサミンは脂溶性の栄養素なので、脂質のある食品と一緒に摂取すると吸収率が高まり、尚且つ体内に長く留まるので、飲み忘れたからと言って慌てて摂取する必要もありません。
また、セサミンはアルコールの摂取時に肝臓に働きかけ、アルコールの無毒化を促進し、アルコール摂取時の脂肪の蓄積を予防するので、お酒の席での摂取はおススメです。
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